仮想環境の調整

昨日、VirtualBoxUbuntu環境が使えなくなっていたのを再設定したのでメモを。

環境変数home

結構時間が経ってしまっているけど、情報学部生が環境変数の設定に手を加えることは非推奨らしいという話を心優しい先生から聞いた。
このことを知る数日前にWindows環境でも快適にプログラミングできるようにしたい!と思ってNTEmacsと、Cygwinを使ってgccをインストールした。この際、Windows環境変数に手を加えましょう!という感じのウェブサイトを見たのだったか詳細を忘れたが環境変数のhomeに手を加えてしまった。
変えると若干やっかいなことが発生するかもしれない環境変数の設定画面は「コントロールパネル>システムとセキュリティ>システム>システムの詳細設定>詳細設定>環境変数(N)...」を順番に押下していくと出てくる。
変数の名称と値を設定するのだが、現時点で自分の環境では変数:HOME 値:C:\home というのが設定されている。ただし、これは勝手に変更を加えない限りデフォルトではこうなっていないはずなので、手を加えない方が無難だと思われる。ちなみに、環境変数の値は適用して即座に反映されるわけではなく、再起動すると反映される仕様になっている。
ちなみに、EmacsはC-x C-fを押した時に表示するパスがデフォルト時には(おそらく)環境変数homeの値、ショートカットを作って設定するなどして起動時にオプションみたいなものを設定すると指定されたパスを読み込むようになっている。Cygwin環境変数の値を参照して起動時のパスを設定しているようだ。
さらに、VirtualBoxも一部環境変数の値を参照しているらしい箇所があるらしく、環境変数homeを変更してからシステムを再起動し、VirtualBoxを起動すると仮想OSのディスクイメージを読み出すパスが変わってしまうらしい。今回、上記のようにして起動時にVirtualBoxが読み込むパスを変えてしまい、仮想環境のUbuntuのディスクイメージが吹っ飛んでしまったように誤解した。もっとも、再起動しないと反映されないため、環境変数homeに手を加えてから再起動するまでに間にはVirtualBoxに変化はなく、両者に因果関係があることに気づくことができなかったのだが。

VirtualBoxのディスクイメージの格納場所と復活

そういうわけで、VirtualBoxを起動しても項目が表示されないという冷や汗の出そうな光景が広がっていたのだが、昨日になって重い腰をあげて戻した。戻し方は至って簡単。
ところで、VirtualBoxのディスクイメージなどが格納されている場所は、C:\Users\student以下の.VirtualBoxというディレクトリで、ディスクイメージ(.vmdk)は.VirtualBox以下のHardDisksに格納されている。.VirtualBoxディレクトリにはこれ以外にもデータが格納されているのだが、割愛する。
環境変数homeをC:\homeにすることで、C:\Users\student以下の.VirtualBoxを参照するのではなく、C:\home\.VirtualBoxを参照するように変わってしまっていて、その結果ディスクイメージなどをはじめとするデータを読み込む設定がすべて無くなっていたという流れ。
これらの情報を変更するには環境変数を再設定すればよいように思われるが、もっと手っ取り早く変更する方法を試みた。
VirtualBoxを起動した状態で、「ファイル>環境設定(P)...>一般」のデフォルトハードディスクフォルダとデフォルト仮想マシンフォルダの2つを変えればok。
そういうわけで、C:\Users\student\.VirtualBox\HardDisksとC:\Users\student\.VirtualBox\Machinesをそれぞれ設定した。
これだけでは起動項目が復活しないので、次に起動画面に戻って「新規」から適当に項目を設定し「次に」を連打し、起動ディスクのところだけ既存のものを使用する設定にして、.vmdkファイルを設定してやる。ナントカメモリがどうの関連の設定は適当に設定した(おぼえてない)。
以上の操作でUbuntu環境と再会できた。早速起動してみて、無事に起動ができることが分かった。

VirtualBoxで仮想環境をフルスクリーンモードで使う

スペースキー右側のCtrlキーがデフォルトのホストキーに割り当てられているらしく、右側Ctrl+Fで仮想環境のOSをフルスクリーンモードで使うことができる。画面が狭いからデュアルブートしちゃえ!とか思っていたのは情弱丸出しだったことが分かった。え、これデュアルブートしなくてよくね、、と思った瞬間である。
とにかく、右側Ctrl+Fを押してフルスクリーンモード、これを解除するのも同じ右側Ctrl+Fキー。まあ、デフォルト状態だと画面のどこかにサブメニューが表示される仕様になっていたように思うので最大化を解除する方法については知らなくても大丈夫か。これも隠れ切れてないのがウザくて無効化してしまったが。
知っている人も大勢いるのかもしれないけど、授業時には仮想環境のウィンドウを画面全体の右側半分ぐらいにして、左半分はウェブブラウザで授業ページを開いてWindows環境のウェブブラウザからコードをコピペして仮想環境下のgeditに貼付けて作業している人が多いように見受けられるので、どうなんでしょうか。
ただ、自分だけかも知れないけどUbuntu10.04から10.10にアップデートしたり、VirtualBox自体のアップデートをしていると、いつの間にか「Ubuntu環境の画面をクリックするとホストキーを押さないとマウスを仮想環境から出せなくなる」だとか「フルスクリーンモードにしても余白(黒い部分なので余黒とでも言うべきか)ができてしまうだけでUbuntuの画面が広がらない!」みたいなことが起きることもあるようなので、そんなときには仮想環境のウィンドウ上部に「デバイス(D)」という項目があるので、それを押下して「Guest Additionsのインストール」をクリックしましょう。そうすると仮想環境下にディスクイメージが出てくるので、それをクリックして「オートランの問い合わせがどうの」ってのがあるのでクリックしてインストール操作をしましょう。そんな感じの操作をゴチャゴチャやってたらいつの間にか最大化できるようになっていました。ちなみに、このあたりの情報はそれっぽい語句でググりまくると情報が複数出てくるので、それらを参照にしました。

GNOME Doを入れる

UbuntuWindowsキー(名称あってるのか)とスペースキーを同時押しで起動できるコマンドランチャがあって、思いのほか使い勝手がよかったのでちょっと感動した。
ちなみに、Windows環境ではcraftware - CraftLaunchを使ってCapsLockキーを押したらこのランチャの入力状態に切り替わるようにしているのだが、見た目的にはGNOME Doのほうが好きかな、という感じ。
とにかく、GNOME Doは入れておいて損はないと思う。
端末で、以下のコマンドを入れて、パスワード聞かれるので入力するとok

$ sudo apt-get install gnome-do gnome-do-plugins

特に指定しなくても起動時に表示されるようになった気がするけど、ならないときはアクセサリ>GNOME Doかなんかで設定をちょこちょこ変えれば良さそう。

Emacsの文字サイズを大きくする

気のせいか、フルスクリーンで使っているとEmacsのフォントサイズが自分にとって見えづらい(目が悪いのもあるのかな)ので、.emacsに以下の記述を追加

(set-face-attribute 'default nil :height 1XX) ; 文字サイズの設定

100が基準で、XXの部分を適当な値に書き換えたら大きくなるはず。エディタで使うフォントを切り替える方法もあるらしいが、とりあえず様子見。そこまで不満もないけど。

その他

アイコン設定したり、色々やったように思うけど色々いじってよく覚えてない上にハリポタ見ながらカチカチやってたので記憶が曖昧です。また思い出したら書くかも。

あ、色々いじったせいかWindows7からWirelessで情報学部ネットワークに接続することができなくなってることに気づいたので、数日中に設定用のツールを再実行したりしようかな。下宿先の無線ネットワークには問題なく接続できているので、個別に設定が残念なことになっているか何かであって物理的な故障ではない、とおもう。